

ファーマシィは
医薬分業元年(1974年)のわずか2年後、
時代のニーズをいち早くつかみ
それ以来真に求められる薬剤師の姿を
常に考えながら
先駆者として歩んできました。
先進的かつ本質的なファーマシィの取り組みは、
常に時代の先駆けとなるものとして
法規制に先んじたものでした。
今日の薬局薬剤師の
在り方を見ていきましょう。


在宅医療
日進月歩で進化している日本の医療は
「在宅医療」の選択肢を
一般的なものにしてきました。
住み慣れた環境でできるだけ長く過ごしたい。患者さんのそんな声が大きくなって久しく、これからはより一層在宅医療のニーズは高まっていくことでしょう。
ファーマシィにおける在宅医療の取り組みは約10年前から始まりました。当時は在宅医療に積極的に取り組んでいる薬局はまだまだ少ない状況でした。
そんな中ファーマシィは患者さんとの関わりの中で考えます。
患者さんが本当に必要としているものはなにか。
もっとお役に立てないか。
そのような思いから時代に先駆け在宅医療に取り組み始め、今では全国のファーマシィ薬局の90%以上が在宅医療に取り組み、患者さんや多職種から高い信頼を得ています。
求められる薬剤師は単なる「薬の配達屋」ではありません。「在宅チーム」として医師や看護師などと密にコミュニケーションをとり、患者さん一人ひとりに合った処方提案を行う薬剤師。その範囲は薬剤に限らず、医療材料、医療機器など幅広い領域までおよびます。


健康サポート薬局
ファーマシィはこれまでの薬局の
在り方に
違和感を覚えました。
医療機関の近隣に乱立し、患者さんは受診した医療機関ごとの門前薬局で調剤を受ける....
一般用医薬品を取り扱わない薬局が多く、住民の方々が気軽に一般用医薬品の選択や健康についての相談ができない....
これでは在るべき薬局の姿に程遠い。
患者さんとの信頼関係があり、患者さんがいつでも気軽に相談に訪れる薬局でありたい。
ファーマシィはいつも理想にまっすぐ、シンプルです。
真に地域に根ざした薬局を創造する。
そんな思いから、2010年より積極的な地域活動に取り組んできました。
お薬講座、こども薬剤師体験、健康料理教室、学校薬剤師、地域行事への参加....
その後ファーマシィの取り組みを認めるかのように2016年には健康サポート薬局が定められ、ファーマシィがこれまで取り組んできた活動やその姿勢は今や業界のスタンダードになっています。
患者さんや地域の方々の前でなにかを発信したり、気軽に相談される雰囲気や関係性を創造していくことは決して簡単なことではありませんが、それがファーマシィのあたりまえです。


かかりつけ薬剤師
「かかりつけの医師」が患者さんに頼られるように、
「かかりつけの薬剤師」として、
患者さん一人ひとりを深く理解した
専属の
薬剤師であるべき。
ファーマシィの挑戦はいつも「どうあるべき」から始まります。
患者さんが安心して服薬できるよう、処方薬をはじめとする医薬品を一元管理することはとても大切です。また患者さんがいま必要としていることは何か、ニーズを汲み取りお応えすることが求められます。
患者さんそれぞれの体調やライフスタイル、家族構成や性格などからも提案の内容は変わります。
すべての患者さんに、かかりつけ薬剤師。
そう遠くない将来、薬剤師に対する社会からの認識が変わる過程において、ファーマシィのかかりつけ薬剤師が活躍することでしょう。


学校薬剤師
ファーマシィでは地域の求めに応じて
学校薬剤師にも
積極的に参画しています。
学校の飲料水やプールの水質検査、教室の明るさや換気状況の検査など、薬剤師としての通常の業務ではなく環境衛生に関する業務が主体になります。当然、衛生化学の知見が必要とされます。
また、児童や生徒を対象とした薬物乱用、未成年の飲酒・喫煙、ドーピングなどに関しての教育、教職員を対象に食物アレルギーに関する教育など、学校における健康教育に積極的に関わっています。
発育・発達の重要な時期である児童や生徒たちと関わる上では、教育にふさわしい人間性が不可欠です。
学校薬剤師もまた責任ある職務であり、自分自身の人間性を高める学びの場でもあります。


サポートコール
薬学とは、
薬を飲んだあとどうなるか。
長期的に、
本質的に患者さんと向き合う。
調剤して終わりではなく、始まり。それがファーマシィの考え方です。
その考えのもとファーマシィでは2016年から薬剤交付後の患者さんに電話をかけフォローアップする「サポートコール」を実施しています。
患者さんが必要としているのではないか、まずはやってみよう
と始めた試みは、想像以上の効果と反響を生みました。
またしてもファーマシィの取り組みを認めるかのように、2019年には薬機法が改正され薬剤師によるフォローアップの必要性が公に叫ばれるようになりました。
患者さんに電話をかけることに抵抗があった薬剤師もいましたが、初めてサポートコールした患者さんにとても感謝され、それ以降は進んで取り組むようになりました。
ファーマシィは「患者さん」を主語にします。
常に患者さんの立場に立って、真の薬剤師を追求する。
ファーマシィに深く浸透している文化です。
以上のような取り組みにより
ファーマシィが選ばれてきました。
これからもファーマシィは信念を貫き、
業界を変えていく存在で
あり続けます。